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小林一茶のよく立ち寄った場所で

一茶庵2小

オカリナ/山田恭弘 キーボード/松本真昭 パーカッション/継田和広

歴史好きの人なら、歴史上の人物とゆかりのあるところに身を置くことは、その時代を偲ぶ上で欠かせないことだしまた、それは幸せな瞬間だろう。
 ここ流山市の「一茶双樹記念館」は江戸時代にみりんを開発したと言われる醸造家、秋元三左衛門の商家で、彼は俳句もたしなみ、俳号を「双樹」とし、玄人はだしの句を作っていたらしい。その縁で小林一茶と親しくなり、一茶はこの地を50回以上も訪れたと言われている。ここで生まれた句もたくさんあるようで、一茶にとっては第二の故郷だったらしい。そこでコンサートをすることは時代を越え業種を越え、先人たちと精神を交えることの出来る、貴重なことのような気がしている。
 音楽、特に洋楽は、ホールでやるもの聴くものというのが最高だと思われがちだが、いろいろなところでも演奏をする、「隙間産業的演奏家」(笑)の私は、その場所でしか味わえない楽しみや悦楽があることを知っている。もちろんホールと違ってリスキーで非効率な部分も多々あるのだが、上手くハマると、快楽というか五感で感じるコンサートというか、そんなものができあがったりするときがある。
 美しく掃き清められた枯山水を眺め、鳥の鳴き声を聞きながら、あいにくの雨だったけれどもしとしとと降る雨はそれ自体が背景の音のようで、一茶がこの空気を感じながら句をひねったように、私たちは音楽を奏でるのだ。また、上質な山田さんのオカリナの音色はこの風景にぴったりなじんで凜とした篠笛のよう。継田さんの秀逸なクラベスはまるで庭の鹿威し、細やかなウインドチャイムは吹き抜ける風のよう。自分もピアノを弾いているだけでは味わえなかったであろう空気を作って自らもそれに包まれたりしている。そしてお客さんも五感でそれを感じることが出来る。
  その場所にいる人みんながその景色や空気や音を共有する、そして何かを想う。そんなコンサートがこれからも出来たらいいなと改めて思った。


一茶庵3 一茶庵

Perc.継田さん Oca.山田さんと鈴なりのお客様
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.11 2013 コメント0

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